旅の記録~2日目

旅の記録~2日目

フラットに応援し合える場所

2日目。朝から海に入りカヤックとSUPで島まで行ってきた後、新しい研修プログラムの企画準備で幡豆の森へ下見に。

幡豆の自然の中で体を動かしているうちにあっという間に帰りの電車の時間になってしまった。
駅まで送ってくれた藤野に2日間の感想を聞かれ「幡豆は人がいいんだね。」と答えた。

すごいありきたりだけど、本当にそうとしか思えなかった。
しかしこのすごく凡庸な答えを藤野が拾ってくれた。

「西尾市は外国ではヒッピータウン言われているらしい。ここには年齢などに関係なくフラットに人と人がつきあえる伝統・文化があるのかもしれない。」

初耳!そんなこと知らなかった。

「今はちょうどその第二世代が町で自分自身の活動を始める時期。ある程度ちゃんと時間をかけてここに定着すれば、やりたいことをやろうとしたときに応援してもらえる素地がある。」
「お金を稼ぐことを第一にしなくても、好きなことをやっていればお金がついてくる時代になってきた。」
「ここでは誰も嘘をついたり出し抜いたりしない。個として自立した者同士が、好きなこと・意味があることを追求できる、やろうって思った時に仲間や応援してくれる人がいる場所だと思う。」

最後の最後になって種明かしのような話をしてくれた。先に答えを言わなかったのはきっと藤野の気遣いだったんだと思う。
頭と心と体を目いっぱい使った2日間の幡豆滞在はこうして幕を閉じた。