旅を終えて

旅を終えて

やっぱり蝶が好きなんだな、とあらためて感じる。なぜ好きなのかを訊かれても明快な理由を答えられないのだが、特別に何をするでもなく、ただ眺めたり、同じ空間にいるだけでその時間を楽しく過ごせるのだから、好きなのだろう。そもそもそういう対象があるということは、とてもラッキーなことなのかもしれない。今回訪問した温室はもちろん人工の施設ではあるが、実際の自然の中で飛び交う本来の彼ら・彼女らを求めて熱帯雨林に分け入る、というような旅もしてみたい。
一方で、正直なところ、どんなに好きなものであっても、もし四六時中触れ続けていれば、それはそれでいつか飽きてしまうこともあるのではないかとも思う。今の自分には非日常だとしても、それが日常になれば、きっとまた非日常という刺激が欲しくなるのだろう。
まぁ、その時には、また旅に出ればいいか...